「ダメ人間な私」にもできること。~ブラック手相占いからの学び

ここのところ、災難続きでした。

現在公私ともに問題を抱えている私は、昨日、藁にもすがる思いで、とある手相占いに行ったのです。

それは県内では昔からわりと名前を聞く占い師でしたから、経験値が高くて結果を出してもらえそう、と判断して選んだわけですが。

結果は、とんでもないことに。

まず、私の手を見たのは最初の数十秒。

しかも何を言い出すかと思いきや、

「あなた、子供のころ、よそに預けられていたでしょ?だから、ガマンができないのよ」

「仕事が見つからないのも、あなたの性格のせい。仕事が長続きしないのも、あなたの性格のせい。かわいそうね。親がちゃんと躾けてくれなかったのね」

「就職できないのは、見た目の問題もあるの。自分で分かってるでしょ?」


確かに私は、短気でワガママで、ガマンができない性分です。

他人との協調性が薄いから、コミュ障的な言われ方をしても仕方ないと思います。

それに、太っています。

でもね、どうして、「仕事の相談」に行って、食生活やコレステロール値のことまで言われ、説教されなきゃいけないのでしょうか?

地方公務員だった我が家の母親は、私を産んだ当時、産休が3か月間しかなかったそうです。

なので私は市内の、私のような子供を預かってくれる、おばあさんの家に預けられていました。

けど、それは我が家の事情であり、「だからガマンができない子供になった」など、少し乱暴な決めつけでは?

それに私は、子供を他人に預けなければ仕事に行けなかった私の母親を、侮辱されたような気持ちにもなったのです。

「親がちゃんと躾けなかったから、今のあなたが出来上がった」

そういう意味合いの言葉を数々ぶつけられた私は、言いました。

「そうかもしれませんが、それを今更言ったところで、何の問題解決にもなりませんよね?私は今日、仕事の方向性を決めたくて相談に来ているのですが」

しかし、その占い師は、一言言えば数倍にして返す人でした。

上からな物言いでガンガン攻め立ててこられ、さすがの私もどんどん口が重くなり…

戦意喪失というか、終いには「はい。はい」とうつむいて返事だけになり……

目の前のテーブルクロスの端を爪でこすって……いる自分に、ハッとしたのです。


「え?私、今、何やってたの!?私、何しにここに来たの!?」


嘘のようなホントの話です。

手相占いに来て、手を見せずに、テーブルクロスの端をいじってるって、何!?

私の視界内には時計が無かったので、どのくらい時間が経ったのかも分かりませんでした。

でも、説教をやめないその占い師の言葉の途中、私はその言葉を遮り、「もう結構です。帰ります。おいくらですか?」と言って立ち上がった。

顔も見ませんでした。

見たくもありませんでした。

すると、椅子から立ち上がり財布からお金を出していた私に、占い師は「お金はいりませんよ」と言ったのです。

「は?」と一瞬思いましたが、「先生のお時間をいただいたので、お支払いします。ネットで見た金額しか支払えませんが」と言い、私は、占いサイトで見たその手相占いの料金を、テーブルに置きました。

その占い師は出口まで私を送ることもなく、退室する私に対して、ひとりごとのような嘆きを吐いていたのは聞こえましたけど。



その帰り道。

怒りはありませんでした。

ただ、悲しかった。


いいことは何も言われませんでした。

鑑定(説教)の途中、私は、自分が「生きていてはいけない人間」のように思えてきて、気持ちが重く沈み、心が麻痺していくような感覚を味わっていたのです。

「どうしてこんなことになっちゃったの?」と自問するけれど、問題解決を考えるいつもの私はどこにもいなくて。

その占い師、仕事のことを、こう言ったのです。

「好きなことややりたいことをしようとするから、仕事が見つからないのよ。あなたの年で、そんな仕事が見つかるわけないじゃないの。だから、仕事の探し方が間違えてるの。好きなことややりたいことじゃなくて、できることを探すのよ!」

でも私は分かっていました。

私と同じ年代で求職する女性は知っていると思いますが、「できること」でも、年齢や経験値を問われ、採用されないなんて普通のこと。

企業は、未経験でも若い人材を求めている。

50過ぎのオバサンを雇ってくれる会社は少ないのです。


とにかく、世間知らずというか、「理想論」だけの体育会系ノリで、「意欲の問題」だとか、「根性が足りない」だとか、散々の言われようでしたね。

(資格がないと雇ってもらえないと言ったところ、資格の問題じゃあない、やる気を見せないからいけないんだ、と言われましたよ・笑)

まぁ、いつものごとく傷ついて、いつものごとく友達にメールして慰めてもらったわけですが。



今日になって、ふと、思いました。

「私にも、できることがある」って。

あの占い師が言った「できることをしろ」の、「できること」が私にもあった。


それはこうして、自分の失敗を公表することです。


「自分のメンタルもコントロールできない心理カウンセラー」

「感情的で短気で協調性ゼロの変わり者」

ブログのコメントでバッシングされたことは、一度や二度じゃありません。


でもね、こんな私でも、一生懸命に生きています。

自分から逃げずに、自分と向き合い、同じ失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいのか?と、必死で考えているのです。

確かに私は、メンタルケアの仕事をするにはドラスティックすぎる性質でしょう。

しかし私は、自分のところに相談に来てくれる女性たちに対し、あんな風に人格否定するような物言いは絶対にしません。

だって、悩んで辛い時の気持ちが人一倍分かるから。

自分を責めて自分を追い込み、絶望する時の苦しみを知っているから。

だから、こうして自分の失敗を正直に綴ることで、誰かが「失敗するのは自分だけじゃない」と思ってくれたら、それでいいんです。

理屈だけのキレイ事じゃあ、自分を救えない。

現実は厳しいんだ。

生きるって、大変なことなんだ。

私の「できること」は、お金を稼ぐには向いていないことだと思います。

それでも、あの占い師のような存在には、死んでもなりたくありません。

どんなにお金が儲かっても。

醜く太っててどこにも雇ってもらえなくても、親の躾のせいで性格が悪いと言われても。


子供のころから、人に理解されず、いつも理不尽さを抱えていた私です。

だから、「私は間違えて生まれてきてしまった」から「もともとこの世に存在してはいけない人間なのだ」と思う事で、精神の崩壊を食い止めていたのだと思います。

しかし、もう、そんなこともどうでもいい。

私は、好きなことしか仕事にしませんし、やりたいことしかできません。

したくない、向いていない仕事をしたところで、とうてい長続きはしませんよ。

こんな開き直りが、手相占いの収穫です(笑)

結果的には良かったんじゃないか?と思いますが、あきらかにパワー消費して疲弊してしまっていますから、美味しいもの食べてパワーチャージしなきゃ♪

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