「悪いのはどちら?」自分のネガティブな感情エネルギーの方向性を変えてみる

あなたは、自分のネガティブな感情エネルギーを「自分」に向けることが多いですか?

それとも、「他者」に向けることが多いですか?



先日のことです。

仕事でちょっとした失敗があり、私はいつもの「落ち込みモード」へ入りかけてしまいました。

入ったばかりの職場で、慣れない仕事、慣れない人間関係。

なので、今までの自分のスキルが通用しないことは仕方ないでしょう。

でも、「だから私はダメなんだ」と、失敗した自分を責めるのが私の癖。

もうそうなると、あとはどんどんネガティブな方に考え始めてしまう。

「仕事を失敗した」→「仕事ができないと思われる」→「クビになる」

という「悪い方向」へ進む考え方に歯止めがかからず、「クビになったらどうしよう?」と、頭を抱えていたのでした。


冷静になって考えてみれば、元々は、取るに足らない些細な失敗です。

いや、失敗とも言えない、普通に「間違えた」程度のものでしょう。

なのに私は、「社員から指摘された」→「注意された」→「失敗」とする意識が働き、すっかり「落ち込みモード」に入りかけたのです。



私はこうして、「ちょっとした出来事」から「落ち込みモード」に入り、「自分を責める」ことが多い。

そして、その結果も自分に悪い方へ考えるため、気持ちが動揺し、体調も悪くなる傾向。


けれども今回、「ちょっと待て」と、「落ち込みモード」に入りかけた自分にストップをかけました。

……ちょっと待って。

これって、ホントに私が悪いのかな?

「できない」とか「覚えられない」とかって自分を責める前に、あの人(某社員)の教え方はどうなのよ?

と、自問し始めたのです。



メンタルカウンセリングをしていて、クライアントさんがうまく自分を表現できないことは多々あります。

それ、当たり前ですよ。

自分の悩み、心の中という、デリケートな部分で形のないものに関して、うまく喋れる人なんてわずかなんです。

それを初めて会う他人に打ち明けるのですもん、緊張だってするし、言葉だって選ぶでしょう。

なので私たちメンタルケアをする側は「質問屋」になり、クライアントさんが自分のことを喋れるようにリードする。

そういう、人に対する思いやりや、仕事に対するスキルって、必要だと思いました。



長く派遣社員で働いてきた私は、「受け入れる側にも問題がある」と考えています。

ですから、ちょっとした失敗を自分のせいにして落ち込んで自分を責めることを、今回はやめてみたのです。

自分の中にある、「私はダメ人間だ」という意識や、ネガティブな感情。

それらが、「自分自身」に向けて攻撃を開始する。

その結果、ひどく落ち込み、考え始め、夜は眠れない⇒自律神経失調症。

この方向を変えていかないと、私はいつまで経っても自律神経失調症のままだ、と思ったわけです。


そこでこの時は、自分に向ける攻撃を、他人に向けてみました。

「入ったばかりの派遣社員なのだから、何年もいる社員みたいに仕事ができるわけないでしょ?なのに、なんなの?その言い方は。だいたいね、教え方が悪いんだわ。もっとちゃんと教えてくれないから覚えられないのよ」って。

いつもいつも「悪いのは私」でしたが、この時は「悪いのはあの人」にしてみたのです。

すると、そこには「怒り」があることに気づきました。

……そっかぁ。

「自分を責める」って、「ちゃんとできない自分」に、自分が怒って攻撃するってことだよね。

そういうことかぁ。

私は今まで、自分に対して怒っていたんだ。


愚かでした。

自分で自分に腹を立てて怒ったところで、何か解決するでしょうか?

もちろん、他人に腹を立てて怒っても同じことでしょうけど、そこでちょっと違うのは、気持ちが他人に向くと、その気持ちに気づきやすいということ。

自分の内側に向く意識や気持ちは気づきにくいですが、自分の外側に向くものは、気づきやすいです。

そして、「あぁ、私は怒っているんだ」と気づくと、なぜか不思議と気持ちは収まってきます。


私も「私のせいじゃない」と人に責任転嫁したせいで、今までとは全く違う意識の方向性ができました。

「相手が悪い」→「(相手は)おバカさんだから仕方ない」って思えたら、怒りは消えました(笑)


私は何かにつけて、「自分が悪い」と自分自身を裁いて責める傾向です。

人のせいにすることは悪いことだ、と思っています。

でも、相手がある時って、「自分だけが悪い」というケースって、少ないような気がするのですよ。

ケンカって、売る側がいて買う側がいるから、ケンカになるわけでしょ?



常に相手を裁いて相手を責める傾向がある人は、ちょっとだけ自分を責めてみるのもいいと思います。

そうして、いつもの自分の思考パターンの逆をしてみると、意外な気づきがあるってこと。


大事なのは、「問題」の「解決」です。

解決のない問題をいつまでもグルグルクヨクヨと考えているよりも、ちゃっちゃと解決して先に進める問題へと変えてしまえばいい。

気持ちを切り替えるって、そういうことかもしれませんね。

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